超低速起稿

都内在住によるDJのサブカルチャー談話

エロス、営みに関しては何をしても怒るな

 

「エロス、営み」主催

何をしても怒らないでね企画vol.3

@下北沢デイジーバー

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へ行ってきた。

今回はエロス、営みというバンドが選出したバンドも交えた話をしたい。

 

下北沢といえばクリープハイプの聖地とも言うべき場所でありこれまでにandymori、SISTER JETなどが凌ぎを削っていた。

100も入らないキャパなのだが、いま考えるとこの強豪バンド達がこのライブハウスでやりあっていたと思うと感慨深いものがある。

 

トップバッターのバンドは大阪から「耳鳴りと密会」が登場。

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vo.gt 鹿子ちゃこ
gt ハセ
ba よね
dr メル
大阪発、女四人組オルタナティヴ・ファッション・ロックバンド。耳について離れない音楽はまるで耳鳴り。女の魅力と強さを弾丸のように放ち、あなたの心を撃ち抜く。

 

 


密会と耳鳴り『ドッグレース』MV

 

 まず全員可愛いということが伺える。

その可愛さとは裏腹にかなりドギツイロックバンドなのである。

まずファッション性について。全員赤を基調とした服。「関西+赤い服」で昔好きだったあふりらんぽを思い出しました。赤い服は特に人の印象に残りやすいため、THE BAWDIESのロイ氏もネクタイは赤と決まっている。

冒頭で言ったように「可愛さと裏腹に」という表現についてだが、可愛いのに毒がある、美しい薔薇にはトゲがあるといった表現に近い。

 

僕が知っている中ではぽわんというバンド。

ぽわんのボーカル、メイビーモエは可愛すぎるくらい可愛い。彼女は女の子や敗者にしか分かり得ない毒を歌詞に封じ込める。女の子視点で描かれるその歌詞には不甲斐なさとか怒りとかがごちゃまぜにされていて、それをシュークリームの生地で包みましたよみたいな世界観なのである。それに近いものを感じた。

 

昔から東西で近しい音がフッと出てくるものである。

 

東のミッシェルガンエレファント、西のキングブラザーズのように

 果ては東の和田アキ子、西の上沼恵美子

 

僕は個人的に

東のぽわん、西の耳鳴りと密会。

 

と言ってもいいかなとさえ思っている。  

 

ただ、サウンドに関してはさすがは関西といったところでかなりオルタナ思考であるなと思った。

もう適当に例えるけど、なの小夕子、キュウソネコカミ、テレフォンズ、女王蜂、赤い公園をすり鉢でぐちゃぐちゃに潰して出てきた一滴の汁で作ったあっさり味のラーメンみたいなかんじ。

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なぜかおっぱいの仮面を被ったりといった意味不明な行動もあるが演奏はかなりずば抜けているし、大阪からということで是非とも東京の疲れ切った雰囲気をぶっ壊して今後とも色々ライブハウスとか崩壊して頂きたいと思う。

 個人的に思うのが、この耳鳴りと密会のひとつのテーマともなっているのがたぶん人を踊らせるということ。ディスコという単語も飛び交っていたし、かなりダンサンブルな曲調もあった。そこはぽわん初期のシャンパチラリズムに近い高揚感があって知らず知らず無意識にステップを踏んでしまうようなかんじ。うわ俺いつのまにかステップ踏んでるし!ってかんじ。

 

 

 

つづいて、

鉄工所の女工達、ではなくリアル3区が登場。

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→転換中です。

 

3人揃ってツナギ着てるんですが、全然DEVO感0なので完全に女工です。はい。

 

以下セットリスト

 

1.ぽんぽん
2.カミカゼアタック
3.決まり手ラップ
4.ピヨピヨ
5.大家さん
6.フィッシュorビーフ?
7.ロンリープラネットバスター(新曲)
8.ドンキ行くけどなんかいる?
9.サマーラブ
10.ヒトミートペット

 

4番目にやったピヨピヨという曲ですが、あんまりやってくれなくて忘れた頃に突然やってくるってかんじの名曲です。内容としては鳥の歌です。鳥です。

個人的な感想→ラモーンズのようなギターサウンドが特徴だけどそこにはしっかりポップさも 散りばめられていて、例えて言うならNHK教育みんなのうたや、はじめてのおつかいに起用されても良さそうな優しい曲。優しい曲だけどパンキッシュ。僕の中ではすごいオススメな一曲。

 

そして今回初出しの曲。

ロンリープラネットバスター」

90s JPOPやR&B、はたまた宇多田ヒカル久保田利伸中西圭三を彷彿とさせるサウンド。

暗がりの中でバーボンでも飲みながら聴きたい一曲に仕上がっていた。今回歌詞に関してはしっかりと集中して聴けなかったので次回のレビューにしたい。

 

 

そして

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主催のエロス、営み

 

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今回は何をしても許してというコンセプト。

客席にたくさんの紅白玉をばら撒いてバケツにそれを入れろと指示。

とりあえず何でもやる精神に感服。

他にはドライアイスを袋に詰めて爆発させる、口で噛んだゴムパッチンにパラシュートをつけて速度を落とす、などYouTuberかよ!というリクエストまで何でも答えてくれるのでもう演奏どころではない。

前述の通り、約束事として何をやっても許してあげなければならない。

客席の大半はこうだ。

 

そうか、好きにやらせてあげよう。

 

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ベースの座敷童子ちゃん

「………」

 

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めちゃめちゃ謎過ぎて謎ですが、こういうコンテンツってよくライブハウスで見かけるなぁと。

例えば夙川ボーイズも綱引きやったりしてたしね。

 

日常を非日常に誘ってくれる時ってこういう時なんだよね〜。

人生気楽にやって行こうぜってことはこの企画を通してわかった、気がした。

そう全ては僕らを楽しませるために、飽きさせないために彼らバンドマンは存在してんだなあ。

やっぱり東京って終わりのない欲望の街だからね。