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超低速起稿

都内在住によるDJのサブカルチャー談話

フィロソフィーのダンス-1st ALBUM Funky But Chicの解剖


1st ALBUM Funky But Chicの解剖

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まずはじめに、

あくまで個人的見解なのでちげーよクソは無しでお願いします。

 

 

 

アイドル・フィロソフィー

これは山下達郎のLOVELAND, ISLAND のような特徴的なビート。まずLOVELAND, ISLANDはぶっとんだ曲で、もともとブラジルの路上でサンバを踊らせるのと同じBPMで作られています。
つまり踊りとシンクロさせるためにダンスからBPMを計測したと言われています。サンバとマイアミTKビートを合わせたような曲調と一人多重コーラスの世界、当時の山下達郎のリゾート・ミュージックには欠かせない一曲。そんなサンバ直系のビートのサビに日向ハルさんのソウルフルな黒人並みの歌声がのっかり、かなり神がかります。
日向ハルさんやっぱりブラジリアン(黒人)だったんじゃないかなと思う程です。

そしてイントロがO`JAYSの I LOVE MUSICのイントロに近いものも感じますが、元ネタはThe Power Station - Some Like It Hotかな。

 

Tatsuro Yamashita - Loveland, Island

 


I LOVE MUSIC O`JAYS

 

 


アイム・アフター・タイム

これは人によって角松敏生だ!と思う人もいると思いますが、個人的にCasiopeaに近いなぁという印象です。ギターカッティングが野呂一生さんに影響受けているかのような感じがしました。(あくまで推測)。Casiopeaの曲でいうと、chandelierやEeys of mind。Casiopeaはもともとチックコリアなどから影響受けているのでルーツはジャズフュージョンになります。この曲はフュージョンっぽく見せているけどサビでしっかり歌謡曲に持って行くのはなかなかすごい面白いなぁと思います。
そういえばフュージョンってなに?って人にも言っておきますが、電子音楽バージョンのジャズって意味です。初期エレジャズの代表的なのがマイルス・デイヴィスだったりします。なので個人的にこのエレジャズ感もちらちら見えるかんじが日向ハルさんの歌声も相まって黒人ぽさあるなぁと思います。


Chandelier / Casiopea


Casiopea - Eyes Of Mind

 

 

 


オール・ウィ・ニード・イズ・ラブストーリー

これはもう


The Emotions ~ Best of My Love

のオマージュなんじゃないかと思いました。
わりとこの手のディスコクラシックのミドルテンポってよく使われていて、
角松敏生の「初恋」の元ネタになっているcheryl lynn/go to be real やarmenta/i wanna be with you など、腐る程あるので言い出したらキリがないかんじです。
このディスコ的なかんじがフィロソフィーぽいなとも思います。
最近では星野源も「桜の森」でこの手のビートを使ってますね。

 


角松敏生 初恋(20thリベンジ)


星野源[桜の森]

 

 

 


好感度あげたい!

モーニング娘。泡沫サタデーナイトに通ずるこのディスコ調の楽曲。
ベースもペキンペキンのスラップが角松敏生の盟友でありベース界の伝説こと青木智仁をイメージさせます。
余談ですが、モーニング娘。泡沫サタデーナイト!赤い公園津野米咲さんが提供していたりします。
Hey! Say! JUMPウィークエンダー」、嵐「ワイルド アット ハート」などジャニーズグループにも数多くのディスコ調の楽曲がありますが、この手の曲は当然メジャーを意識されて作られてるなぁと思います。これがJpop界隈のDJとしてはかなりありがたい曲。これを、20代前半のプロデューサー宮野弦士氏が書いているなんて、、津野米咲さんにしろ自分が生まれてもいない時代の曲を吸収してそれをそのまま現代とうまくリンクさせるって本当にすごいと思いませんか?

じゃ、こういうDISCO調の曲は何から影響受けてるのかというと例えばISLEY BROTHERSのWHO`S THAT LADYになります。


ISLEY BROTHERS-WHO'S THAT LADY,LIVE 1974.mp4


モーニング娘。'16『泡沫サタデーナイト!』(Morning Musume。'16[Ephemeral Saturday Night]) (Promotion Edit)

 

 

 

いつか大人になって

 

曲調としては鈴木茂のLady pink panther、サビあたりからORIGINAL LOVEの接吻のような雰囲気もあります。ですが、David RuffinのBreak my heartが妥当といったところでしょう。

もちろんこの雰囲気はどことなくレアグルーヴという文脈になってくるとは思いますが、60〜70年代のソウルなどのブラックミュージックに色濃く影響されてるなあという印象。


David Ruffin - Break My Heart(1979)

 

 

 

 

コモンセンス・バスターズ

ブラックミュージック、ソウルミュージックに影響を受けてそれをJpopと交ぜて作りたかったと語っていた星野源でいうところの「時よ」に通じる楽曲。
洋楽でいうとcurtis mayfield/move on up。

どこか和製ポールマッカートニー財津和夫のような昭和歌謡の要素もありそれに上手く対応できている黒人日向ハルの歌い方は完璧。

 


星野 源 - 時よ 【MUSIC VIDEO & Album Trailer】


Curtis Mayfield - Move On Up

 

 

 

 

告白はサマー

例えるなら大江千里と80s アメリカンポップス。フィロソフィーのダンスの中でも一番ポップミュージック。なーんかYOUぽいなと。大江千里のYOUなんかは87年だしサウンド的にも80sぽいなと思いました。

 


ksyk you 大江千里

 

 

 

 

VIVA運命

これはスティービーワンダーかなぁと。歌のメロディーだったりとかビートのブレイクがスティービーワンダーっぽいなぁと。サビがかなり気合い入ってて黒人度120%ソウルフルな歌いっぷりでもうシャウトなんじゃないかと思うぐらい最高楽曲。サビ終わりはフォーリーブスブルドッグみたいな展開でしっかり70s歌謡を落とし込んでいるところも面白い。とりあえず日向ハルさんの黒人並みのソウルフルな歌声が特徴的。

 

Stevie Wonder - Sir Duke [HD]

 


Stevie Wonder - Another Star

 


バイバイよりも

まずこの一曲を通して、松任谷由実的でもあるし、大貫妙子的でもあるし、ティンパンアレイ的でもあるし、コードの選び方とかも大瀧詠一に影響されてなくもないなーと思う。不思議な楽曲でどちらかというとナイアガラ系の曲調なんだけど、Aメロのラインとかが渋谷系カヒミ・カリィっぽさがある。

 

都会 - 大貫妙子


GOOD MORNING WORLD(M.V.) / カヒミ・カリィ


Kahimi Karie (カヒミ・カリィ) - Mike Alway's Diary

 

 

 

 

すききらいアンチノミー

イントロは山下達郎のsparkleやCasiopeaのASAYAKEのようなカッティングが最高で、最も少女歌劇的な楽曲。一番はじめにフィロソフィーのダンスの中でもこの曲を聴いた時にとんでもなく衝撃を受けた。ここまでルーツを全面に出してそれを20代の女の子に歌わせるなんてどうかしてると。

 

 


Tatsuro Yamashita - For You (Full Album)

 


Casiopea ASAYAKE CROSSOVER JAPAN '03

 

 

 

まとめ

黒人こと日向ハルさんは力いっぱい歌い上げる和田アキ子もびっくりのストロングスタイルに対し奥津マリリさんは大貫妙子のような抜けた歌い方にドナサマーのエロさが融合した感じ。今後はMinnie Ripertonみたいな美声役がいたらもっといいのになと思っています。