【星めぐりの音楽】vol.2 シャロン/ROSSO
主に太陽星座、月星座、金星星座に影響を受けてその歌詞はこの世に産み出される。なぜそのアーティストはその表現を選んだのだろうか。
それを考察するのが星めぐりの音楽。
今回ご紹介するのはROSSOよりシャロン。
(作詞:チバユウスケ)
◼️ROSSO
バンド名のROSSOとはイタリア語で赤。
2001年に結成された日本のロックバンド。元THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのチバユウスケと元BLANKEY JET CITYの照井利幸を中心とした男性4人で構成される。
チバユウスケは1968年7月10日生まれなので蟹座。
- 太陽▶︎蟹座
- 月▶︎山羊座
- 金星▶︎蟹座
というホロスコープなのですが全体的に水の性質が強い…。THE水系ポケモンってかんじです…。
7月10日生まれは第2デークなので蠍座と冥王星の影響を受けます。男性だとしても女性的な細やかさや、物腰の柔らかさ、防衛性を持っていたりします。
名曲シャロンの語源は(Charon) 冥王星の衛星カロンからきていますが、他にギリシア神話に由来する、「現世と冥界を分ける川の渡し守」という意味だったりヘブライ語で「森」だったり由来は様々。
チバユウスケの蟹座的な性質というのは、家庭的だとか優しさ、というより、どこか懐かしいような、郷愁的な雰囲気を持っています。
それを軸にしつつ、月山羊座を読み解くとリアリズムと残酷なストーリー性というテーマも見えてきます。
◼️サンタクロースと冬の星
サンタクロースが死んだ朝に
ダダリオ・カマロがくれた
キャンディ・ハイウェイ 甘いマシンガン
ボーダーラインがにじんで消えた
▲サンタクロースという幻想から覚めてしまった上にめちゃくちゃ不良化した少年が大人になるみたいなかんじ。とにかくスレまくる主人公。
朝というのが特徴的でいきなり目覚めてしまった感が強い。
ちなみにダダリオカマロというのは造語で
ダダリオ=ギター等の弦のメーカー
カマロ=車の名前
冬の星に生まれたら
シャロンみたいになれたかな
時々 思うよ 時々
ねぇ シャロン月から脱け出す
透明な温度だけ
欲しいよ それだけ それだけ
シャロン
冬の星…冬の星ってなんや…って理論的に考えたら太陽系の中で寒い惑星を探した時に単純に遠い星になるので、
海王星 表面温度 マイナス218℃ 。
冥王星の気温はマイナス220℃。
冥王星は太陽との距離が、かなり離れているために、太陽光の届きが悪く極寒の星となっています。
なので
というエビデンスが確定されますた。
つまり、シャロンとは
冥王星の一歩手前。冥界との分かれ道。
ボーダーラインということになります。
それが冒頭で滲んで消えているわけなので、冥王星までカマロをぶっ飛ばして行ってしまったということになります。
◼️冬の星に生まれたら=冬の星に生まれていない。
●冬の星に生まれたら
▲謎の憧れ
この主人公は冬の星に憧れている。
たぶんその心情はサンタクロースからプレゼントを貰っていた無垢な自分を懐かしむ気持ちを本当は失いたくないと思っているということ。
サンタクロースは冒頭で死んでしまったのでもうこの世にいない。
(この世にサンタクロースはいなかったんだ!という目覚め。)
そもそも
サンタクロースは冬の時期にしかいない。
だから【冬の星に生まれたのなら】もしかしたらサンタクロースは永遠にそこにいるはず。という解釈。
そしてスレた今でもそんなノスタルジックな思い出を懐かしむ自分自身を愛したい。
蟹座は家族や愛の象意だし、やっぱり家族行事is温かいよね〜みたいなかんじ。スレちまったけどやっぱり家族みたいな温もりが恋しいというかんじが詰まっている。サンタクロース頼む!永遠にそこにいてくれー!というかんじ。
◼️シャロン(生と死のボーダーライン)みたいになれたかな=永遠、死。
●シャロンみたいになれたかな
▲いきなり出てくる生と死の境目への憧れ
※冥王星のテーマといえば永遠、死や死後の世界、破壊と再生。それをぐるぐる回る衛星、それがシャロン。
チバユウスケのテーマは蟹座の温かさ、月山羊座のリアリズム。蟹座の中でも第2デークなので冥王星からの影響を受ける。
過去にすがりたい時もあるが、現実と向き合っていかなければならない。
夢みてるだけじゃダメだよ!という社会的な圧力。やっぱり現状をぶっ壊していくしかないし、ぶっ壊したい。そんな心理が働きかける。
つまりぶっ壊して構築していくのがシャロン。
それをしたい。そういう人になりたい。
しかし【なれたかな】なのでなれなかったのであります。
●冬の星に生まれなかったのでシャロンみたいになれませんでした。
▶︎サンタクロースを信じていたのに、突然サンタクロースがいないことを知ってしまった世界線で自分は社会と折り合いが付かないまま大人になってしまったのだが、死んで自由になることはできませんでした。
◼️ねぇ シャロン月から脱け出す=月にいたのかよ
●月から脱け出す
▲おーい、チバユウスケ。おまえ月におったんかいw
なんと主人公は月から「冬の星に生まれたら」という願望を呟いておられたのでした。
月の影響力やばい。なにせネガティブ要素がでかい。
チバユウスケ氏は月星座が山羊座なのでやっぱりテーマ性として社会的圧力。
とりあえずそこから脱出したい。もうこんな構造社会なんて耐えられないのでつらいっす。もしくは、子供のままでいたいっす。実際、大人になれてないっす。そんなかんじだ。
透明な温度というは実態の無い温度ということなので感覚がない、つまり完全なる死?肉体から脱け出すというふうに考えられます。
◼️図解
結果、
サンタクロースからプレゼントを貰って喜んでいた坊やが大人になってスレまくるが、実は大人になれていないのでめちゃくちゃ辛いので物質や社会から解放されたい自由になりたい。という願い。それがシャロン。
◼️最後のオチ
あの娘はきっとパルコにでも
行って今頃は茶髪と
眠ってるだろう
ワンダーランドは
この世界じゃないってことを
知ってるから
▲最後のオチ
あの娘はきっと茶髪の兄ちゃんとパルコデートした後にセックスしまくる!
やっぱりこの世界はワンダーランドじゃない。
俺のものにならない。クソが!
シネ!というか、俺が死ぬ!というかんじ。
まさに童貞の儚き夢をぶち壊す圧倒的な悲壮感。
これぞ現実社会。やっぱりこの世はクソ!じゃあな!死ねよ!俺が死ぬわ!というのがこの歌詞のオチ。最高かよシャロン。
以上、さよならジョバンニ!
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